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                                                    No.41 2002年4月1日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田　聰
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                              入社式の訓示
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　４月１日といいますと、入社式ですね。筆者の場合、２０年近く前に遡ります
が、日本ＩＢＭに新卒として入社いたしました。１６７０名もの同期が集いまし
た。当時はバブル以前の８０年代、右肩上がりの時期で、非常に活気があり、ア
メリカに代表される先進諸国と較べて、相対的に強かった時期でした。アメリカ
から帰国し、久方ぶりに触れました東京の空気はニューヨークのそれと較べ、圧
倒的に活気に満ち溢れていたことを肌で感じたことを記憶しております。

　当時の社長は現在、最高顧問をされておられます椎名武雄さんでした。入社式
恒例の社長の訓示がありましたが、壇上に颯爽と小走りで駆け上がる躍動感、抑
揚のある話し方、話しの内容、今でも心の中に刻み込まれております。

　そのスピーチの中で、“グローリアス・ディスコンテント（栄光なる不満）を
持て”という言葉が印象的でした。現状に満足することなく、絶えず問題意識を
持って事に対処せよ。その意識と行動が良いサービスを提供していく第１歩であ
る。そうすることによって、自らも成長、進化していく。というニュアンスです。
その椎名さんと非常に近しい関係にある筆者の恩師から、“今は幻であると考え
よ”ということを学生時代（＝入社前まで）、言われ続けました。つまり、現在
の自分は未来の在りたい姿に対し、あくまでも幻の姿であり、未完成の状態であ
る。イノベーティブなマインドを常に持ちなさい。という意味合いです。２つの
言葉はほぼ共通のメッセージといえるでしょう。

　以下、読者の方の中へ、入社した頃を振り返り、筆者なりの営業系の要諦をま
とめて披瀝しましょう。フレッシュマンの気持ちで受け止めていただければ幸い
です。あまりにも前述の御言葉と品質が違いますが、お許し下さい。

１．お付き合いの鉄則１。牛の涎（よだれ）でいけ！
　これは、顧客との関係を表します。つまり、“細〜く、長〜く、切れずに”と
いう関係こそが重要という意味合いです。

２．お付き合いの鉄則２。共有すべきものは、叙情、利益、そして、恥部である。
　本当のお付き合いとは裸のお付き合い、所謂、握り合うという意味合いです。
更に、論理よりも感情が優先するということでしょうか。

３．サラリーマンの鉄則。“下は上を選べず。上は下を選べる。”
　福沢諭吉の有名な言葉に近い響きですね。お酒の席で、これを理解出来ない奴
は去れ！と当時言われたものでした。

　以上、本質論と考えますので、この言葉を共有され、どんどんご利用下さい。

　さて、今月上旬に、『転職を成功させる実践プランニング』−あなたの市場価
値を高める勝利の方程式−（実業之日本社刊）が出版されます。宜しければ、読
者の皆様の中で転職活動を本格的に始められる方がいれば参考になるかと存じま
す。以下の特別セミナーにご参加下さい。拙著を謹呈させていただきます。



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 "*The First Class" 〜転職を成功させる実践プランニング〜

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セミナーの詳細、会場、申込→　http://www.bpbj.net/whats/index.html
以上、ご案内でした。

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