━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
No.49 2002年8月5日号
市場価値測定研究所
藤田 聰
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2002夏−市場価値を考える
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いやー、暑いですね。このところ。仕事柄、通常はスーツを着ているのですが、
“夏はスーツを着てはならない”という法律が出来ないものでしょうか。連日3
5度以上と気温が高く、熱射病と背中合わせですね。
朝日新聞で先週記事が掲載されたせいか、全国至るところから、お問合せがあ
り、「市場価値測定プログラム」に興味を持たれている経営者、人事担当者、個
々のビジネスマンがまだまだ多いことを実感した次第です。
1997年の山一證券の経営破綻に端を発した当社のプログラムはリリースし
て早4年が経ちましたが、ようやく「市場価値」の概念が定着したようです。個
々のビジネスマンも就社発想から就職発想へと転換し、契約社会の到来が目の前
に迫ってきた感があります。
これからのビジネスマンは自己防衛を自身で考えなくてはなりません。そのた
めには自分の相対的位置を確認する必要があります。どの組織でも必要な普遍的
なスキルにおいて、“強み”や“弱み”を捉え、自己をマーケティングし、陳腐
化しないよう、常に自己革新していくことが求められます。
組織にいる以上、社内の評価は当然として、これからは社外の評価も意識すべ
きでしょう。社内価値に加え、社外価値(=市場価値)という2つの目線を持つ
必要があります。
お山の大将にならぬよう、絶えず、社外(=市場)を意識して、ビジョンを定
め、それに向けて日々目的的に過ごす事が何よりも大切です。また、“転職は慎
重に”というキャッチフレーズが会社案内に掲げられている人材紹介会社のポー
タルサイトを運営している社長様と昨日とあるパーティーでお話いたしましたが、
そのキャッチに全く同感です。
声が掛からないのに、自ら動くのは自己の商品価値を低めるといえます。売れ
るモノは口コミ等で評判が高まり、1人歩きしますね。値段は需要と供給の関係
で均衡した地点で決定しますね。需要がなければ売れない(=市場価値が無い)
ということは最低限おさえておきたいところです。
世間で有名な会社に在籍しても、個として需要がなければ売れないのです。会
社というブランドにお声が掛かるのであって、個人に声が掛かるのではないとい
うことを肝に銘じることです。時々、転職のご相談を伺うに付け、勘違いをされ
ている方もまだまだ多く見受けられます。
そもそも、経済とは欲望を満たすことです。その意味で、今、自分以外の方
(組織内では上司、部下、メンバー、組織外では顧客や市場)が何を求めている
かという感覚を持つことが今まで以上に必要といえるでしょう。
了
“*The First Class” 〜ビジネスパートナーへの道〜
◆今月は当社ビジネスパートナー制度をご紹介するセミナーです。
日時:2002年8月28日(水)19:00〜21:00
対象:当社ビジネスパートナー制度にご関心を示される方(10名以内)
費用:無料
会場:恵比寿ビュータワー1F 集会所 (恵比寿ガーデンプレイス内)
交通:JR恵比寿駅徒歩8分、営団地下鉄恵比寿駅徒歩10分
(恵比寿スカイウォークで恵比寿ガーデンプレイスへ)
セミナーの詳細、会場、申込→ http://www.bpbj.net/whats/index.html
以上、ご案内でした。
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