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No.83 2004年1月5日号
群から個の時代へ

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                   No.83 2004年1月5日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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                         群から個の時代へ
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読者の皆さん、あけましておめでとうございます。
2004年−皆さんにとって、
素晴らしい年になりますよう、心から願っております。

“一年の計は元旦にあり”−読者の皆さんも、今年の目標等、色々と思いをめぐ
らせていることかと存じます。僕個人としては、事業に関しては、より方向性を
明確にし焦点を絞ること、個人的には、今まで培ってきたことを3年程度のロン
グスパンで、整理し、体系化していこうと考えております。

さて、昨夜、「NHKスペシャル」を見ました。作家の村上龍さんがそれぞれの
分野で究めた方々と対談をし、その言葉の中から、今後の在り方を探るという
番組でした。

その中で、40代の若さで、ノーベル賞を受賞され、現在、MITで教鞭を執ら
れている利根川進さんは研究員に対して、特に指示命令することなく、自分で考
えさせ、必要な時にアドバイスをされるとのことでした。これは利根川さんが若
い頃在籍していた研究室のオペレーションに習ったものとのことでした。その研
究室から、何と、5名ものノーベル賞受領者が輩出されたとのことです。

研究者として重要なことは、“いかに良い質問をするか”、つまり、ビジネスの
世界での課題解決能力以上に、課題発見能力がより重要であるということでした。
課題を設定したら、拡散せずに、そのことだけに集中すること、失敗してもめげ
ないことだそうです。何かに集中するということは何かを捨てるということを意
味します。中々難しいことです。。。

日産自動車社長のカルロス・ゴーンさんは一番重要なことはビジョンを持つこと
であると、説いていました。また、問題の本質の理解に十分な時間を掛けて行う
ことも力説されていました。リバイバルプラン(日産再生計画)は事業横断的チ
ームを軸に策定・実行されたものですが、その象徴物といえましょう。

また、不安は当たり前のことで、“安定は幻想に過ぎない”ということについて
説いておられました。確かに、終身雇用や年功序列は一時代の産物であって、
信賞必罰というものがそれ以前は長く存在していたのです。不安定や変化は好機
であるということも述べておられました。諦めずに、そこをどう乗り切るかが
より高い次元に行くための試金石と考えるべきでしょう。

村上さんが言うように、これからは個が自ら考え、自らを変えていくという姿勢
が必要であり、国がしてくれない、会社がしてくれない・・・という発想はもは
や通用しないということです。その意味から、群の時代から個の時代に移行しつ
つあることが実感できるかと思います。
                                   了

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