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No.100 2004年9月20日号
100号を迎えて

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                  No.100 2004年9月20日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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                       100号を迎えて
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 9月も中旬を迎え、いよいよ秋らしくなってきました。秋晴れで、爽やかで清
清しい日も今週はありましたね。昨夜はプロ野球で初めてのスト決行が決まりま
した。これまで当たり前のように、ほぼ固定化された球団で運営されてきました
が、今回の合併や新規参入で、活性化していくことを期待いたします。

 その前提として、興行としての魅力をどう構築していくかを球団及び選手が真
剣に考えていくフェーズに入ったと言えましょう。サッカーも約10年前にJリ
ーグが産声を上げプロ化しました。プロ野球界としては”脅威”という位置付け
で考えていく必要が加わりました。つまり、プロ野球界としてのビジョンや戦略
がより求められている時期に差し掛かっているのです。

 さて、当マガジンは2000年の8月に創刊して以来、早4年が過ぎ、今回で
記念すべき100号となりました。隔週発行ということですが、2週間はあっと
いう間です。僕としては生活のリズムになっているといえます。今後も”継続は
力なり”をモットーに、遅滞なく発行出来ればと考えております。

 4年間というと丁度オリンピックのサイクルです。創刊したのは、シドニーの
開催前で、前号9月6日号はアテネを題材にしました。この4年間、色々な変化
がありましたが、特に、個と組織の関係が変わってきたことを実感しております。
個は市場価値を高めるべく、今までの業務(=社内価値)のみならず、他でも通
用するような普遍性の高い社外価値(=市場価値)の獲得に励んでいます。

 組織はこれまでのような定年まで面倒を見るという終身雇用のシステムを壊し、
キャリアは自分で考えて下さいという方向へシフトしています。このところ、キ
ャリア開発、キャリアデザイン絡みの企業内研修の仕事も多く請けるようになり
ました。

 自分に自信のある方ほど、組織と対等に対峙し、キャリアアップを図るため、
転職をされています。自信のない方は組織にしがみつく傾向があります。早期退
職者優遇制度は象徴的で、いて欲しい方が手を挙げ、出て行って欲しい人は手を
挙げないと企業の人事部は嘆いています。

 100号に際して、今後も他愛のない話に終始いたしますが、市場価値という
言葉そのものはこの4年間で完全に一般化しました。つまり、市場価値が無くな
った訳です。(笑)タイトルでもありますが、今後は、原点に戻り、読者の方の
市場価値を高めるヒントを具体的に披露出来ればよいかと考えております。

 一方的なものではなく、双方向でのコミュニケーションを目指しておりますの
で、各号のご意見・ご感想をいただければ嬉しく思っております。

 今後ともお引き立て下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

                                   了。

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