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No.110 2005年2月21日号
台湾人との話から

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                  No.110 2005年2月21日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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                         台湾人との話から
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 昨日は台湾に本社のある専門商社から、人材の件で引き合いがあり、訪問いた
しました。この会社は日本の精密機械メーカーより輸入して、高額で高性能の機
械を台湾や中国市場にディールしている会社です。よって、日本との密接な関わ
りがあり、台湾本社社員の採用でも、日本語が出来ることが必須条件とのことで
した。

 台湾へは台北に、家族旅行で約5年前に行きました。世界的に有名な故宮博物
館や夜店が印象的でした。あまり意識はしませんでしたが、その方曰く、台湾の
方は親日家が多いとのことで、中国の方の反日感情とは一線を画すとのことでし
た。

 話を伺っていますと、台湾人は中国人の個人主義と日本人の集団主義の中間の
ような考え方を持っているようです。その話を帰りのタクシーの運転手さんにす
ると、フィンランド等の北欧人は結構、親日家が多いとのことでした。これらは
大昔、ロシアに侵攻された苦い経験を持った国々です。日露戦争で、日本は大国
ロシアを破ったことに、尊敬の念を抱いているとのことでした。

 数年前、親日家の多いトルコに行った際、やはり同じようにロシアの話を現地
の人から聞いたことを思い出しました。昨年のサッカーアジアカップでの中国人
の異常なまでの反日感情や今日の北朝鮮問題、相手がエキセントリックであると
はいうものの、諸外国から尊敬の念を抱くものを再構築する時期に来ているので
はないでしょうか?”ジャパンアズナンバーワン”に象徴されるように、90年
代初頭まで続いた経済的な反映がありました。ネクストが必要な時期と言えまし
ょう。

 その点、アメリカはブッシュの戦略等、色々と物議はあるものの、世界中から
人が集まります。特に、教育、芸術、スポーツの世界では大変魅力的な国です。
筆者もアメリカに留学をしておりましたが、中学生の頃から音楽を通して、大変
魅力的に映りました。中学校時代、毎週、ビルボードのヒットチャートをFEN
で聴いておりました。いつかは行きたいと考えたものでした。

 日本の良さ、アイデンティティーは何でしょうか?非常に外国人の方に友好的
で柔軟な国民性は価値あるものと思います。レストラン等のサービス業でのおも
てなしの精神は世界最高のレベルでしょう。食のみならず、能や歌舞伎のような
芸の世界、京都、奈良、鎌倉、日光等の歴史的建造物も是非とも見て欲しいもの
です。

 わかり易さから言えば、着手すべき戦略は観光戦略ではないでしょうか?ハー
ド面以外のソフトの部分を含め、きちんとしたグランドデザインをして、誰もが
行きたい国とすることが良いでしょう。物価が非常に高いのはネックですので、
外国人旅行者向けの何らかの優遇制度もあっても宜しいのではないでしょうか?

 スポーツでも、日本のお家芸を中心に、世界有数の施設やトレーニング技術を
世界に向けて発信することもイメージ戦略として有効ではないかと思います。今
回は個人ではなく、日本という国の市場価値について記述したようなものです。

                                   了。

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