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No.118 2005年6月20日号
学生との懇談

━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
                                                  No.118 2005年6月20日号
                                                      市場価値測定研究所
                                                                藤田 聰
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                         学生との懇談
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 梅雨になり、このところじめじめした日が続きますね。カリフォルニアのよう
なカラッとした陽気になって欲しいのものです。。。 

 昨夜は学生との懇談がありました。飲み会に招待され参加したまでです。15
名程度でしょうか?彼等は僕が主宰する就職塾の参加者です。昔も今も、一気飲
みは変わりませんね。近頃の学生は大人しいと言われていますが、彼等に関して
はそれぞれ個性があり、元気な部類に入るのかなと考えていました。。。

 僕等の頃は、ネームバリューが高い大企業に入ることがステイタスでしたが、
様変わりしていますね。昔、異端児扱いされた外資系は人気があり、これは実力
本位で評価され、昇進スピードも速いので、自信のある学生にはわかりやすいの
でしょう。特に、外資系戦略コンサルティングや証券会社は入社最難関でしょう。

 今回は参加された名古屋の学生がこちらに来ることをきっかけに、会を開いた
とのことです。”縁”は大切なので、長い付き合いをしてもらいたいものです。
大学を越えたインターゼミのような会ですが、参加者は納得のいく就職活動を展
開したようです。例年ながら、ほっとしました。

 総合商社、飲料メーカー、コンサル・シンクタンク、広告代理店、人材系、ベ
ンチャーと様々な分野に羽ばたくのですが、20年先を見据えて、掛け値のない
付き合いをして欲しいものです。就職塾では所謂、面接の受け方、エントリーシ
ートの書き方等、テクニカルな面ではなく、それ以前に、自身のバリュー、ビジ
ョンを明確にして、判断することの重要性を訴えてきました。

 組織に期待するのではなく、自分に期待して欲しいものです。組織は本質的に
は同じものです。上司がいて、部下がいて、という関係性はどんな組織でも同じ
です。これからは縁があった組織の中でプロとして何で貢献出来るか、成果を出
せるかを考えて欲しいものです。

 大学の恩師に言われたことは、ツベコベ言う前に実績を創れ!実績が無ければ
何ら説得力を持たないということです。若い社員の中には、”こやじ”と呼ばれ
る、やたら社内情報や人事に明るい評論家が出現しているようですが、少なくと
もそのような人間にはなって欲しくないものです。

 大きな志を持って、その実現のために、前進して欲しいものです。志とは、単
なる欲望とは違い、高邁なものでないといけないようです。世の中に役に立つこ
と−社会的な価値があることが前提なので、その軸だけは外さずに、それぞれの
組織の中で、見出して欲しいと考えております。 

                                   了。

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